フリースクール

フリースクールを知っていますか?

このサイトをご覧になっているということは、フリースクールに少なからず興味がおありですか?それとも、フリースクールって聞いたことすらありません?フリースクールとは、いわゆる「なにかしらの理由」によって学校に通えない子達のための施設です。私自身も、些細なことから学校へ行けなくなり、少しだけフリースクールへ通ったことがあります。そこで出会ったスタッフや仲間のおかげで「また学ぼう」という元気が出て、今ではフリースクールのスタッフとして働いています。親から見て現実に不登校が続くと、心配が絶えない毎日だと思います。このサイトでは私自身の体験や、フリースクールで出会った人などの体験も交えながら、フリースクールや不登校の子供についてもお話したいと思います。

学校に「行けない=悪」ではありません

子供たちの受け皿であるフリースクール。ほんの少し前まで、「学校に行けない=悪」だという考え方が主流でした。行かないのはわがままだ、甘えだ、などと強制的に連れて行ったり、暴力でいうことを聞かせたり。さらには死亡事故さえおきるような劣悪な隔離施設のような所へ送り込んだり。「厳しくすれば良い」という、誤った認識がずっと続いていたんです。もちろん、今でもそう考える親や教師がいるのも事実です。ですが、子供たちは「行かない」のでは無く、「行けない」のです。大人はその事を理解してあげてください。

フリースクールは居場所です

フリースクールは子供を縛り付ける場所ではありません。学校に行けなくなった子供の居場所であり、支え、子供たちを支援する場所です。いじめによる不登校、引きこもり、中退・・・。フリースクールは特別な誰かだけを対象にしているわけではないんです。たまたま、学校に行けなくなってしまっただけの子供達。そんな子供たちが「学校の外」で遊んだり、交流したり、勉強したり。まさに「フリー=自由」に安心して過ごせる場所なんです。

フリースクールの目的
フリースクールでは、学校に戻ることを前提にしていません。正規の学校ではありませんが、だからこそ縛りが無く、受験戦争で苦しむこともありません。フリースクールに通う子供たちは、フリースクールで有意義な時間を過ごしながら、スタッフと触れ合い、友人とふれあい・・・。居場所の中で、疲れ果ててしまった心を癒し、みんなと信頼関係を築いていくんです。そしてまた「学びたい(※学ぶというのは勉強に限りません)」という元気な心を取り戻すのです。
フリースクールの教育(活動)内容
教育(活動)内容は、子供の自主性を重んじることです。押し付けはありません。不登校やひきこもり、高校中退、発達障がいなど、さまざまな理由で、学校に自分の居場所がないと感じ、学校に通うことがつらくなってしまった子ども達の、学校教育の枠にとらわれない学びの場・居場所がフリースクールと呼ばれる場所です。

運営は誰がしているのか

フリースクールは、正規の学校としての認可を受けていません。その為、運営しているのは様々な人や企業。NPO法人だったり、大手塾だったり、または個人で運営しているところだってあります。大切なのはネームバリューではなく、その中身なので、大規模が良いとか、少人数制が良いとか、それはあくまで子供たちが決めること。大人がとやかくいうことではないのかもしれません。

フリースクールの名称

フリースクールといっても名称はさまざまで、フリースクールだったり、サポート校だったり。フリースペースだったり・・・。色々な名前をのフリースクールがありますが、目的とするところは同じです。

義務教育とフリースクール

フリースクールは正規の学校としての認可を受けていないものの、義務教育では1992年からフリースクールに出ることで学校に出席したとみなされることが多くなりました。出席日数が足りなければ卒業できませんし、もし進学したいと思ったときに高いハードルとなってしまします。

フリースクールと進学

フリースクールを卒業・修了しても、進学や就職、資格取得に必要な学校の卒業資格は得られません。その為、最近では進学希望者向けに、通信制高校での学習をサポートするサポート校などもありますし、中学や高校を作っているフリースクールもあります。他にも、フリースクールから通信制高校に進学し、高卒認定試験合格を目指すというケースも多くあります。進学に関しては、もともと集団生活が苦手な子どもが多いので、じっくりサポートしてあげて欲しいと思います。

フリースクールの利用年齢

昔は小さな子供が主流だったフリースクールですが、今では高校生も多くフリースクールを利用しているのが実情のようです。フリースクールに決まりはありません。例えば大学生で不登校になった人や、それ以上の年齢であっても、ひきこもり、ニート等、外の世界と触れ合うのが苦手な大人だってどんどん利用して、居場所を見つけてほしいと思います。中には、大人ならではの特技や才能を生かせるビジネス業をしているフリースクールもあるようです。

フリースクールと学校の違い

フリースクールでは、学校の学習指導要領に基づいた決められたカリキュラムや理不尽な校則、受験競争なんてありません。それぞれのスクールごとに色々な楽しみ、遊び、学び、スポーツなどを取り入れて、交流しながら安心して過ごしています。好きな時に行って好きな時に帰ることもできるフリースクールもありますし、時間だけは守ってというスタンスのフリースクールもあります。

フリースクールと保護者

最近は公的・私的を問わず、各所に相談窓口があります。保護者同士で話すことが解決の糸口になることも多々あります。というのも、不登校になると、その子はもちろん、保護者が独りで悩みを抱え込み、孤立してしまうことも多いようです。多くのフリースクールには「親の会」と呼ばれる保護者のための組織があり、同じ悩みを持つ親同士が学び合い、理解を深める場所となっています。保護者にとっても悩みを分かち合い、相談できる場所が必要なのです。学校のスクールカウンセラーに相談して、地域の相談機関を教えてもらうことも有効でしょう。自治体が設置している適応指導教室も公的機関として相談を受け付けています。多くのフリースクールがある地域であれば、保護者がまずは面談を受け、最終的には子ども自身が「この人なら気が合う」と感じる先生と出会うまで、あせらずに探しましょう。

フリースクールの探し方

さて、ここまで読んでいただき、フリースクールに興味がわいた方もいると思います。実際に子供を通わせよう、自分が通おうと思った場合の探し方ですが、まず最初はフリースクールが掲載された本をみて探す方法と、ネットで検索する方法があるかと思います。そこである程度スクールの雰囲気はわかりますが、やはり実際に見学・体験してみるのが一番大切です。ハードルが高いと感じるかもしれませんが、これから自分が通う場所なのですから、場所や雰囲気、スタッフの対応、金額など、チェックすべき項目はたくさんあります。なにより、自分自身、子供自身が「ここに行きたい」と思えるスクールを見つけるのがなにより大切です。

海外におけるフリースクール

そもそも、フリースクール自体はアメリカやイギリスでスタートした学校です。日本では「フリー=自由な」「スクール=学校」で、学校にいけない子供達が通うのがフリースクールです。では、海外ではどうなのでしょうか?

アメリカの場合、「フリー=無料」という意味で使われていて、少し日本と意味合いが変わってきます。アメリカの授業料無料の公立小学校だったり、低所得者向けの授業料無料の学校のことを指します。

イギリスにおける「フリースクール」

では、イギリスではどうでしょうか。驚くことに、イギリスでは親が子供を「学校」へ行かせる義務はありません。子供が自分で自分の行動に責任を持てる環境を創ることが大切だという考えが根本にあります。例えば、王室や裕福な家庭では子供をあえて学校へ通わせずに家庭教師をつけて教育をしたり、最低5人の子どもが集まった時点で学校として認められるのです。もちろん、規模の大きい学校もあります。選ぶのは親と子供自身なのです。

イギリスのオルタナティブ教育とは
そんなイギリスではオルタナティブ教育というものが主流で、いわゆる「先生と生徒」の縦社会ではなく、スタッフと子供が横のつながりで同等の関係なのです。また、他人の自由を侵さない限り、自分の自由は保障され、授業の出欠席も自由だそうです。オルタナティブ教育は日本のフリースクールの形態に近そうですね。